1月にアークインベスト(ARK invest)が宇宙開発ETFを計画していることが分かり、宇宙関連銘柄の株価が急騰したことが話題となりました。
宇宙開発の商業化は今が黎明期であり、
世界規模での宇宙ビジネスの市場規模は今のペースで市場拡大が進めば、2030年代には約70兆円にもなると言われています。
つまり、いま宇宙開発に分散投資可能な宇宙開発ETFに投資しておけば、今後の宇宙産業成長の恩恵を受けることができます。
そこで、今回は宇宙開発ETFを計画しているARK investの概要と宇宙関連銘柄の1つであるヴァージンギャラクティックについてご紹介します。
宇宙開発への投資に興味のある方、投資とは関係なく単純に宇宙が好きという方にも参考になる情報かと思いますので、
ぜひご覧ください!
ARK invest って?
ARK invest (アークインベスト)は、ゲノミクス、3Dプリント、ロボット工学、自動運転・・・などハイテク技術を保有する企業へ投資し、そのETFを運用する会社です。
また昨年、運用するARKイノベーションETFが150%以上も急上昇したことで、投資家から注目されている会社です。
ちなみに昨年のパフォーマンスには、株価が急上昇したテスラが大きく寄与したようです。
また、ARKは下で明言しているようにイノベーションを重視した投資スタイルをとっていることで知られています。
「ARKは、破壊的イノベーションが急速なコスト低下を引き起こし、セクターを超えて削減し、さらなるイノベーションを生み出すことを認識しています。トップダウンとボトムアップの研究を組み合わせた反復的な投資プロセスを通じて、ARKはイノベーションを早期に特定し、機会を活用し、投資家に長期的な価値を提供することを目指しています」
このように、コンセプトが分かりやすくかつ実績もある投資会社が宇宙株ETFを計画しているということで、世界中の投資家から注目を浴びています。
宇宙旅行サービスのヴァージンギャラクティック
ヴァージンギャラクティックホールディングス(Virgin Galactic Holdings, Inc.)は、個人や研究者に人間の宇宙飛行サービスを提供する航空宇宙会社です。
また、子会社のスペースシップカンパニー(The Spaceship Company, LCC)を通じて宇宙船の製造も行っています。
宇宙飛行サービス事業としては、ジェフ・ベゾスのブルー・オリジンやイーロン・マスクのスペースXと競い合っている状況です。
ちなみに上記2社は上場していないため、個人投資家が株を購入することはできません。
ティッカーシンボルが [SPCE] の通り、宇宙専門の会社です。
具体的なサービス内容は?
宇宙飛行と言っても、主に数分間の無重力と宇宙からの地球の眺めを含む宇宙飛行体験サービスの提供に留まっています。
こちらからフライトの様子が見れますが、
動画を見るとロケットで宇宙船を打ち上げるのではなく、ある高度まで特殊な飛行機に運んでもらい、
そこから宇宙船が分離して宇宙を目指すという流れのようです。
料金は1人25万ドル(約2600万円)で、同社によれば既に約600人がチケットを購入しているようです。
機内には各席に専用の窓があり、乗客全員がそこから外の景色を楽しめるようになっています。
また最近には、ロールス・ロイスと提携し、マッハ3で飛行する超音速旅客機を開発すると発表しています。
もし実現すれば、ニューヨークからロンドンまでを2時間、シドニーからロンドンまでを4時間で結ぶことになるとされています。
投資先としてはどうなのか?
これからが非常に楽しみなヴァージンギャラクティックですが、個人的には以前から、「面白そうなことやってるなぁ」と思い株を保有していました。
今回の宇宙開発ETFのニュースがあり、これに組み込まれるのでは?
との期待感から株価が急騰した銘柄の1つで、その株価は2倍近く急騰しました。
しかし、いまだ値動きが激しく、1日の内に10%近く上がったり、逆に下がったりする様子です。
ビットコインより値動きが激しいかもしれません
このため、もし保有するならポートフォリオの数%程度に留めることとして、ドルコスト平均法でちょっとずつ買い増していくのが良いと思います。
まとめ
宇宙開発ETFを運用するARK invest と宇宙旅行サービス事業者のヴァージンギャラクティックについてご紹介してきました。
今回のポイントを整理すると以下の通りです。
いま、このような「テーマ型ETF」が注目されているようです。今後も成長が期待されるテーマ、例えばバイオ関連のETFについてもご紹介できればと思います。
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