
資産運用は重要と分かっているけど、具体的に何をしたらいいのか分からない・・・
つい数か月前の母親の悩みです。
この悩みに関しては、過去数十年の歴史からほぼ間違いないと言って良い答えが出ています。
それは、
「今すぐにETF投資を始めよ」です。
そもそもなぜ資産運用が必要なのかといった基本的な内容も含めて
資産運用を1mmも知らない母親に向けて分かりやすく解説した内容をご紹介します。
資産運用を始めたいと思っている方や知人に資産運用を勧めたい方には
参考になる情報と思いますので、ぜひご覧ください!
はじめに
これまで投資について100時間以上勉強、得られた情報を精査し、
投資歴3年の私が実践して利益を出せている方法を基に解説していきます。
また、分かりやすくするため余分な情報はそぎ落とし、
一問一答の形で具体的な答えを示していきます。(敢えて断言している部分があります。)
上記をご理解いただいた上で読み進めていただければと思います。

母は数か月間この方法を実践し、お小遣い程度ですが資産を増やすことができました。
資産運用は分からないことが沢山・・・

そもそもなぜ資産運用が必要なの?

老後資金を確保するため。
国から支給される年金だけでは夫婦2人の家族の場合老後2000万程度不足すると言われているが、銀行の預金だけでは年利が低く資産形成に適さない。
運用資金の割合について

運用資金はどれくらいで始めればいいの?

資産運用に回す資金は個人のリスク許容度の考え方次第だが
一般的に 総資産 x (100-年齢) (%)
(例:50歳の場合総資産の半分を資産運用に回す)
初心者におすすめの金融商品は「株式投資」

運用商品沢山ありすぎて分からない…
株?不動産?金(ゴールド)?仮想通貨?債権?

低額から始められ、比較的リスク少なく、リターンも十分に得られる株式投資がおすすめ。
株式投資の基本と買う銘柄

株式投資でどうやって利益を得るの?

キャピタルゲイン(売却益)とインカムゲイン(配当)がある。
メインはキャピタルゲイン。株価が安い時に買って高い時に売るのが基本。
インカムゲインは毎年一定額配当金として株価の数%が株主に支払われる。
ちなみに日本企業と比較し米国企業は株主還元を重視するため配当金が多く、毎年増配(配当を増やす)企業が多い。

株は分散投資がとても大切

株式投資ってギャンブルのイメージがあって怖い…

メディアに取り上げられるのは山が当たって大儲けするか逆に外れて大損したケース。
大損する人はたいてい分散投資が出来ていない。
業界の異なる複数の銘柄に投資しリスクを減らすこと。また株価と逆相関関係にあると言われる債券やゴールド等の金融商品もポートフォリオに組み込むこと。
株を始めるならまずは口座開設

どうやって株をはじめたらいいの?

まずは口座の管理費や売買手数料の安いネット証券で口座を開設する。(楽天証券、SBI証券など)
簡単に国内外の銘柄検索や入出金手続き、株の売買が可能なスマホアプリ「iSPEED」が使える楽天証券がおすすめ。
買うべき銘柄は1つのETFだけ

どの銘柄を買えばいいの?

「バンガード・S&P500 ETF」
米国のニューヨーク証券取引所やナスダックに上場している代表的な500銘柄の株価に連動する指数S&P500を目標に運用される投資信託の一種。
S&P500の過去50年の平均リターンは年約7%(配当含まず)
これはリーマンショック等の悪い時も含めての値
※年7%とは複利の効果で100万投資しておけば、10年後196万、30年後761万となる。
下のチャートを見ても戦後から右肩上がりで成長しているのが分かる。

プロ(機関投資家)に運用を任せた商品で自動で分散投資される。
投資信託にはETF(上場している)とインデックスファンド(非上場)があるが、信託報酬(手数料)が安くリアルタイムで売買可能なETFがおすすめ。
S&P500の構成銘柄と業種別構成比

S&P500 の中身について具体的には?

上の表がS&P500に組み込まれている上位10銘柄。世界的な企業が並ぶ。
下の表は構成銘柄の業種別の割合。業種の割合も分散されている。
難しいことは考えなくても、S&P500に投資するだけで世界的な企業500社に自動で分散投資できることになる。
また、S&P500は基準が厳しく銘柄の入れ替わりが多い。つまり業績が良い会社だけが残っていくので今後も成長が見込まれる。


2020年12月にはイーロンマスク率いる自動車メーカー「テスラ」がS&P500に組み込まれ話題となった。
株の売買とタイミング

どれくらいの金額買えばいいの?

下のグラフのように
最終的には運用資金の約80%を「バンガード・S&P500 ETF」に投資するのがよい。
残りの20%の内10%はコモディティと呼ばれる金やビットコインに投資。
最後の10%は余剰資金として絶好の買い時(大暴落した時)のために残しておく。


いつどのタイミング買えばいいの?

今すぐ。
下がるのを待っていつまでも買わないのは機会損失。ただしまとめて一気に買うのはダメ
ドルコスト平均法でこまめに買っていく。
週1とか月1ペースでちょこちょこ買っていくことで、高値で買ってしまうリスクを抑える方法。
価格が下がれば多めに買い増し、急騰したら買いを抑えるなどをして調整する。
(急騰したら投資家が売りに走り急落する可能性があるため)

株を買うならNISA口座を優先

どの口座で買えばいいの?NISA口座?特定口座?

基本はNISA口座で購入する。
ただし、NISA口座は年120万の上限があるため、これを超える場合に限り特定口座(源泉徴収あり)にて購入する。特定口座(源泉徴収なし)は購入すると確定申告が必要なためNG。
NISA口座を使用することで、キャピタルゲイン(売却益)及びインカムゲイン(配当)にそれぞれかかる税金約20%が非課税となる。

株を売るタイミング

買ったらいつ売ればいいの?

S&P500 は長期的に見てもパフォーマンスがいいので、生活資金に回す必要がなければ売らずにずっと保有していて問題ない。
過去90年の歴史を見ても暴落後も必ず回復しているため基本的に買ったら放置で問題ない。
まとめ
資産運用を全く知らない相手に向けた解説を想定して、具体的な投資手法についてご紹介してきました。
今回は分かりやすいよう敢えて「バンガード・S&P500 ETF」のみに絞りましたが、
私の実際のポートフォリオは「バンガード・S&P500 ETF」を主軸として、
その他に米国の個別株やビットコインも組み入れています。
興味のある方は、こちらの記事をご覧ください。
具体的にどんな個別銘柄を保有しているかについてもいずれご紹介できればと思っています!
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