いま勢いのある世界的な企業に投資したい!
米国の高配当株を保有して不労所得を得たい!
投資を始めた多くの人が思うことだと思います!
今回は、米国高配当株に焦点を当て、リスク分散を考慮した上で今買うならどういう銘柄がオススメかご紹介したいと思います。
これから米国株投資を始めようと思っている方、どの銘柄を買うか迷っている方には参考になる情報と思います。
ぜひご覧ください!
なぜ米国株投資が人気なのか?
なぜ日本株でなく米国株をすすめるの?
「国内で応援したい企業がある」「あの企業の株主優待が欲しい」など理由があれば国内株も全然OKだと思います。
ただ総じて、米国株の方が利益を得られる可能性が高いと言われています。
それは、米国企業は日本企業よりも株主の利益を優先する傾向にあるからです。
米国企業は株主利益を優先する
たとえば、日本企業の企業活動で利益が出た場合を考えてみます。
企業の安定のため内部留保に多く回します!
配当金増やしてくれないし、成長も期待できないなぁ
このように、日本企業は安定を重視する傾向にあるため、
投資家はインカムゲイン(配当)とキャピタルゲイン(値上がり益)の恩恵を十分に受けられません。
一方、米国企業の企業活動で利益が出た場合・・・
株主のために配当金を増やします!
増配ありがとう!これからもよろしく!
配当金は出さないけどその分企業活動に回します!
無配でも今後の成長が見込めそう!
このように、米国企業は株主への還元を重視する傾向にあるため、
投資家はインカムゲイン(配当)もしくはキャピタルゲイン(値上がり益)の恩恵を受けることができます。
高配当株を理解する上で知っておきたい「配当利回り」
高配当株は配当金を多く出している企業の株を買えばいいんだよね?
半分正解で半分間違いです。
高配当株を探す上での鉄則は「配当利回り」で比較するということです。
この、配当金を現在株価で割った「配当利回り」の指標を用いることで、株価が異なる銘柄同士を比較することが出来ます。
景気の局面における成長セクター
上図の通り景気の局面によって成長するセクターに傾向があると言われており、
中心から外れるほど大きな成長が期待できます。
経済は、好況期⇒後退期⇒不況期⇒回復期をぐるぐる回っているため、その局面にあった銘柄を保有していれば大きな利益が期待できます。
今がどの景気局面かはどうすれば分かるの?
実のところ、プロでも判断が難しいようです・・・
という訳で、個人投資家がすべきことは「セクターの分散投資」です!
ちなみに、今の米国経済は金利が低い(デフレ)ため上の図の左半面(不況・回復)が買われる傾向にあると思います。
実際コロナ禍でハイテク株(アップル)やヘルスケア株(P&G)は急成長しています。
セクターの分散投資の方法
先ほど、経済は、好況期⇒後退期⇒不況期⇒回復期をぐるぐる回っていると言いました。
つまり、各セクターの銘柄を同じ分だけ保有していれば、現在の景気状況が分からなくてもリスク分散が可能です。
なかでも、各セクターの中で成長性の大きい分野(下に太字で示す)を選んで保有することをオススメします。
それではここから、具体的な銘柄を紹介していきます。
ここでピックアップする銘柄は実際に私が保有する(一部これから保有予定)の銘柄です。
また、インカムゲイン(配当)とキャピタルゲイン(値上がり益)の両方狙える銘柄を選んでいます。
というのも、米国の高配当株の中では配当利回りが7~8%ある超高配当な銘柄もありますが、
すでに産業が熟成しきっていて、今後の成長が見込めない(キャピタルゲインが見込めない)銘柄があります。
利益の最大化を目指すなら、キャピタルゲインも狙っていきたいので、このような理由でキャピタルとインカム両方狙える銘柄を選定しました。
各セクターのオススメ銘柄
工業株・公共株:キャタピラー(CAT)
キャタピラー(Caterpillar Inc.)は建設・鉱山機械、ディーゼルと天然ガス・エンジン、産業用ガスタービンとディーゼル電気機関車のメーカーです。建設機械世界TOPシェア。
配当利回り:2.15%
株価チャート(1980~2021)
キャタピラーは過去40年の株価チャートを見ると、
長期的には右肩上がりで成長していることが分かります。
配当利回りは2.15%とやや物足りなさはありますが、
工業株だけでなく、建設という公共株の側面もあり景気の「好況期」「不況期」どちらにも強いのが魅力です。
素材株:ダウ・ケミカル(DOW)
ダウ(Dow Inc.)は、科学と技術を組み合わせてソリューションを開発する材料科学会社です。世界最大級の化学メーカー。
配当利回り:4.97%
株価チャート(1980~2021)
ダウ・ケミカルは過去40年の株価チャートを見ると、
リーマンショックやコロナで一時下落していますが、長期的には右肩上がりで成長していることが分かります。
配当利回りは4.97%と申し分ないです。
エネルギー株:シェブロン(CVX)
シェブロン(Chevron Corporation)主に原油と天然ガスの探査・開発・生産や石油製品への精製・製造・販売を行う石油関連企業です。世界的な石油関連企業スーパーメジャー6社の内の1社。
配当利回り:5.80%
株価チャート(1980~2021)
シェブロンは過去40年の株価チャートを見ると、
2013年頃までは右肩上がりで成長しその後は停滞していることが分かります。
直近1年ではコロナショックから回復し株価は順調に成長しています。
世界的なクリーンエネルギーの流れがあり、今後数十年で大きな影響を受けると考えられるので注視が必要です。
配当利回りは5.80%とトップクラスです。
ヘルスケア株:ジョンソン:エンド・ジョンソン(JNJ)
ジョンソン・エンド・ジョンソン(Johnson & Johnson)は医療分野において各種製品の研究・開発・製造・販売に従事する持株会社です。医薬品の製造・販売も行う。
配当利回り:2.49%
株価チャート(1980~2021)
ジョンソン・エンド・ジョンソンは過去40年の株価チャートを見ると、
途中大きな下げもなく安定して右肩上がりで成長していることが分かります。
配当利回りは2.49%と悪くなく、なんと57年連続で増配しているのが大きな魅力です。
通信株:ベライゾン(VZ)
ベライゾン・コミュニケーションズ(Verizon Communications Inc.)は通信、情報、エンターテイメント製品及びサービスを消費者、企業、政府機関に提供する会社です。米国5Gをけん引。
配当利回り:4.55%
株価チャート(1980~2021)
ベライゾンは過去40年の株価チャートを見ると、
2002~2010年に株価が低迷した時期はありますが、長期的に見れば右肩上がりで成長していることが分かります。
さらに、5G時代の到来で今後の成長も期待できます。
配当利回りは4.55%と非常に高配当です。
ハイテク株:ブロードコム(AVGO)
ブロードコム(Broadcom Inc)は、半導体及びインフラストラクチャソフトウェアソリューションの設計・開発・提供を行うテクノロジー会社です。米半導体大手。
配当利回り:3.29%
株価チャート(2009~2021)
ブロードコムの過去10年の株価チャートを見ると、
ハイテク企業らしく、わずか10年で急成長していることが分かります。
さらに、今後も半導体の需要は続くことを考えると、さらなる成長が期待できます。
配当利回りは3.29%と申し分ないです。無配が多いハイテク企業の中でも珍しい高配当企業です。
まとめ
米国の個別銘柄に投資するなら押させておきたいセクター別投資の考え方とおすすめの高配当株について紹介してきました。
また、オススメの銘柄あればこのブログで紹介していきたいと思います!
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