【ARKX】宇宙開発ETFの全銘柄を紹介!上位にはあの日本企業も

キャシー・ウッド氏率いるアーク・インベストメント・マネジメントが3月30日、
以前から個人投資から注目されていた宇宙開発ETFの取引を開始しました。

取引が開始された宇宙開発ETFは
ARK SPACE EXPLORATION & INNOVATION ETF (ARKX)
「アーク・スペース・エクスプロレーションETF」

今回はそんな今大注目の宇宙開発ETF(ARKX)に組み込まれた上位10銘柄の企業紹介
その他全銘柄の確認をしていきたいと思います。

ロビン
ロビン

一見宇宙と関係なさそうな、あの超有名企業もその名を連ねています!
気になる方はぜひご覧ください。

宇宙開発ETF(ARKX)の目的

そもそもアークインベスト(Ark invest)ってなんぞや?という方はこちらの記事をご覧ください。

Ark investの公式HPを確認すると、宇宙開発ETF(ARKX)は
投資テーマである宇宙探査に従事する企業の国内および海外の株式に投資します」と言っています。

実際は宇宙産業に関連する以下4つの領域に関連した企業を組み入れたようです。

軌道航空宇宙会社(Orbital Aerospace Companies)

衛星やロケットなど、軌道空間でプラットフォームを打ち上げ、製造、サービス、または運用する会社。

弾道航空宇宙会社(Suborbital Aerospace Companies)

弾道空間でプラットフォームを打ち上げ、製造、サービス、または運用するが、惑星の周りの軌道に留まるのに必要な速度に達していない会社。

技術開発企業(Enabling Technologies Companies)

宇宙探査関連企業が付加価値のある航空宇宙事業を成功させるために使用する技術を開発する企業です。これらの操作には、人工知能、ロボット工学、3D印刷、材料、エネルギー貯蔵が含まれます。

航空宇宙受益企業Aerospace Beneficiary Companies

農業、インターネットアクセス、全地球測位システム(GPS)、建設、画像処理、ドローン、エアタクシー、電気航空機などの航空宇宙活動の恩恵を受けることができる企業です。

ロビン
ロビン

これからご紹介するARKXの組込銘柄が、この4つの領域のどれに当てはまるか考えながら見てもらえると面白いと思います。

宇宙開発ETF(ARKX)の上位10銘柄

宇宙開発ETF(ARKX)の上位組込10銘柄

ARK宇宙開発ETF (ARKX)に組込まれた上位10銘柄がこちらです。(2021年3月31日時点)
最新版を見たい方はARKの公式HPで確認できます

組込銘柄の見方

Weight:構成割合
Company:企業名
Ticker:ティッカーシンボル
Market Price:株価
Shares Held:保有株数
Market Value:市場価格 (Market Value = Market Price x Shares Held)

なんと、第6位に日本が世界に誇る建設機械メーカー「小松製作所」がランクイン!

航空宇宙産業の代表格であるロッキードマーティン(LMT)やボーイング(BA)を抑えての堂々の6位ということで、日本人として嬉しくなりました。

それではここから、TOP10の企業の概要についてご紹介したいと思います。

①トリンブル (TRMB)

トリンブル(Trimble Inc.)は、専門家や現場のモバイルワーカーが作業プロセスを変革できるようにする技術ソリューションの提供を行うソフトウェア企業です。

農業、建築、土木工学、調査および土地管理、建設、地理空間、政府、天然資源、輸送、ユーティリティなど、多種な業界で使用される。

②THE 3D PRINTING ETF(PRNT)

3D Printing ETFは、ARKが運用するETFです。
3D印刷業界に関与する企業の株式の価格変動を追跡するように設計されたTotal 3-D PrintingIndexのパフォーマンスを追跡しています。

3D印刷ハードウェア、コンピューター支援設計、3D印刷センター、およびスキャンと測定に関する企業への投資ができる。

③KRATOS DEFENSE & SECURITY(KTOS)

クレイトス・ディフェンス・アンド・セキュリティ・ソリューションズ(Kratos Defense & Security Solutions, Inc.)は米国と同盟国の国家安全に集中する技術、知的財産と製品およびソリューションを行う航空宇宙&防衛企業です。

防衛ロケットサポートサービス、マイクロ波エレクトロニクス部、技術とトレーニングソリューション、モジュラーシステム、無人航空、地上、海軍およびコマンド、制御および通信システムビジネスなどを行う。

④ハリス(LHX)

L3ハリス・テクノロジーズ (L3Harris Technologies, Inc.)(旧名:Harris Corporation)は、防衛と民間政府のアプリケーション、商用アプリケーションを備えた製品、システム、サービスを提供する航空宇宙&防衛企業です。

戦術的な通信と防衛、完全な地球観測、電子戦、無線と技術におけるソリューション、航空交通管理、エネルギーと海上通信、地上ネットワークの運用と維持などを行う。

⑤JDドットコム(JD)

JDドットコム(JD.Com Inc)は、主に中国市場で電子商取引ビジネスを行う小売企業です。

中国のオンライン小売、オンラインマーケットプレイス、及びマーケティングサービスで構成される。電子製品、家電製品、その他の一般的な商品カテゴリーを提供などを行う。

⑥小松製作所(6301)

言わずもがな、小松製作所グループは、建設機械などの製品の研究開発、生産、販売、サービス、販売金融事業活動を日本国内及び海外で展開する日本の建設機械メーカーです。

⑦ロッキード・マーチン(LMT)

ロッキード・マーチン(Lockheed Martin Corporation)は航空宇宙&防衛企業です。

戦闘および空中移動機、無人航空機、空気およびミサイル防衛システム、有人・無人の地上車両、軍用・民間用のヘリコプター、衛星、戦略的及び防衛的ミサイルシステム、宇宙輸送システムの研究・開発・設計・エンジニアリング・生産などを行う。

⑧イリジウム・コミュニケーションズ(IRDM)

イリジウム・コミュニケーションズ(Iridium Communications Inc.)は、通信サービスの商用プロバイダーである伝送サービス企業です。

軌道上と地上のスペアと関連する地上インフラストラクチャを備えた約66の運用衛星のアーキテクチャを備える衛星ネットワークを通じて、
企業、米国及び外国政府、非政府組織、消費者に音声とデータ通信サービスを提供などを行う。

⑨タレス(HO)

タレス(Thales S.A.)は航空宇宙分野、防衛分野、交通システム分野、セキュリティ分野での情報システムと各種サービスを提供しているフランスの航空宇宙&防衛企業です。

⑩ボーイング(BA)

ボーイング(The Boeing Company)は言わずと知れた世界最大の航空宇宙&防衛企業です。

ARKXには意外なあの企業が組み込まれている?

宇宙開発ETF(ARKX)の全銘柄

以前からARKXへの組込が期待されており、
このブログでも紹介していたヴァージンギャラクティック(SPCE)は20位にランクインしました。

また、個人的に意外だったのは、あのサブスクサービスで有名なネットフリックス(NFLX)が26位に入っていたことでした。

ロビン
ロビン

宇宙を舞台にしたネットフリックス制作のドラマあるけども・・・

その他、以下のようなハイテク産業もARKXに順当に組み込まれていました。

ハイテク企業

11位エヌビディア(NVDA)
14位アマゾン(AMZN)
15位アルファベット(GOOG)
23位アリババ(BABA)
30位TSMC(TSM)

ロビン
ロビン

キャシーさんが好きなテスラ(TSLA)が入っていないのがちょっと意外
最近のテスラの株価落ち込みを気にしたのか・・・

まとめ

以前から注目されていたアークインベスト(Ark invest)の宇宙開発ETF(ARKX)の構成銘柄についてご紹介してきました。

航空宇宙企業が多い中、中国向けの小売企業JDドットコムや建設機械のコマツが入っていたのは意外でした

ちなみにARKXに組み込まれた銘柄で、今回の発表を受け直近の株価が数パーセント上昇した銘柄もありました。

これから市場の拡大が期待される宇宙産業への投資の参考にしてもらえたら嬉しいです。

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