コロナウイルスの感染拡大に伴い、手軽に血中酸素濃度を測れるパルスオキシメーターの需要が急増しています。
このため評判の高いパルスオキシメーターを製造する企業の1つであるドリテックの業績拡大が期待できます。
業績拡大が期待できる=株価が上がるということなので、個人投資家には魅力的な投資先として検討できます。
しかし、結論から言うと、ドリテックは未上場企業なので残念ながら株は購入できません。
現在は未上場株ですが、将来的に上場の可能性もあるため、今回はそんな将来有望の企業の1つであるドリテック社を調査したのでご紹介します。
パルスオキシメータについて知ってる?
正確には「パルスオキシメーター」と最後を伸ばすのではなく「パルスオキシメータ」が正式な名称です。
そもそもパルスオキシメータで何を測っているの?
答え:SpO2(動脈血酸素飽和度の指標)
SpO2がどのように求められる指標かは難しいので割愛しますが、簡単に言うと血中酸素濃度です。
一般的に95%を下回ると呼吸不全の疑いがあると言われます。ただ測定を指先の毛細血管で行うため、寒冷による血管収縮、汚れやマニュキア、体動などによる影響を受けるとされています。
出典:パルスオキシメータハンドブック(日本呼吸器学会)https://www.jrs.or.jp/uploads/uploads/files/guidelines/pulse-oximeter_medical.pdf
コロナ禍において医療機関では重症度の判別に用いられており、専門家も血中酸素濃度の数値で感染の有無は判断できないとしています。
しかし、ニュース等でパルスオキシメータが取り上げられたこともあり、一般市民からの需要が急増していることは間違いありません。
人気No.1 ドリテック社のパルスオキシメータ
数あるパルスオキシメータの中でも評判が高くAmazonや楽天市場でTOPの人気を誇るのがドリテック社製のパルスオキシメータです。
個人的には以前から所有しており、確かに使いやすさとシンプルなデザインという点で人気が出るのは納得です。
1台6000~9000円近くする商品ですが、Amazonや楽天市場では在庫切れ→再入荷→在庫切れをひたすら繰り返すほどの人気ぶりです。
2020年8月時点で累計出荷台数35万台突破との情報がありますが、その後間違いなく出荷台数は増えていると予想され、少なくとも2020年の1年間でドリテック社の売上は数十億にのぼると考えられます。
このためコロナ禍で赤字を出す企業が多い中、成長している数少ない企業の一つであると思いますし、投資先として検討できると考え、株式会社ドリテックを調査しました。
株式会社ドリテックについて
本社は埼玉県川口市、中国にも事業所を持つ会社です。
1997年にキッチンタイマーを主力製品として創業した比較的新しい企業であり、驚いたのが日本企業であったこと。
日本企業でないと思った理由は2つあります。
1つは社名がいかにも海外企業とりわけ米国やドイツぽかったところです。残念ながらドリテックの由来は会社のHPをみても判明しませんでした。
もう1つの理由が、デザインがシンプルかつスタイリッシュであるところがいい意味で日本企業ぽくないと感じました。
ちなみに会社のホームページもオシャレで購買意欲をそそられました
主要取扱品はタイマー、料理はかり、温湿度計、歩数計、体重計・体組成計、電気ケトル、IH調理器、血圧計、体温計、パルスオキシメータなどなど。
計測をメインとした商品を展開されていますが、ネットの口コミ等をみても評判の良さが分かりました。
「暮らし」にかかわるもの全てに便利さを提供していくという理念のもと事業活動を行われているようです。
まとめ
会社のホームページ内を探し回った結果、残念ながら上場しているという情報はなく今後予定しているというような情報も得られませんでした。
ただ、評判の高いパルスオキシメータのような医療機器以外にもキッチン雑貨やキッチン家電も販売していることが分かりました。
個人的にはどれもデザインがシンプルで使い勝手も良さそうなものが多いと感じました
また現社長及び会長が同姓であり、今後も同族経営で進めていくのかは分かりませんが、これからもデザイン重視の方針で色々な製品を作ってくれることを期待したいです。
今回のコロナを機に企業のブランド価値が上昇し、仮にもし上場することになれば、株価上昇が期待できるので、投資先として魅力的な企業だと感じました。