ふと「自分は今幸せなのか?」と思うことはないでしょうか?
私は精神的にしんどいことがあった日、夜寝る前によくそんなことを考えてしまいます。
考え出すと「そもそも自分にとっての幸せってなんだ?」となるわけですが、結論は出ないまま、気づいたら他のことに思考が移っている…というのがいつものパターンです。
今回改めてこの問題について考える機会があり、「幸せ」についてなんとなく調べていたところ、面白いアンケート調査結果を見つけました。
この結果から分かったことを整理し、会社員という視点で幸せと感じられる可能性が高い働き方・生き方を提案してみたいと思います。
「幸せになれる気がしない」「自分は幸せになれない」思っている方には参考になる情報と思うのでぜひご覧ください。
今が幸せかどうかを判断する「幸せの基準」とは?
そもそも今が幸せかどうかを判断する「幸せの基準」って何でしょうか?
1万票を超えるアンケート調査の結果を整理した資料によると、今が幸せかどうかを判断する際の基準はこのようになっています。
アンケート調査によると今が幸福かどうかを判断する基準として、「将来への期待・不安」を最も重視していることが見て取れます。
おそらく期待より不安の要素が大きいと思うのですが、確かに終身雇用の破綻や老後資金の不足など、将来的な不安要素を抱える現代において納得の結果です。
次に「過去の自分との比較」よりも「自分の理想との比較」が「幸せの基準」として重視されていることが分かりました。
Youtuberなど多様な働き方が増えていることもり、理想と現実のギャップを感じている人が多いのかもしれません。
「他人との比較」を(とても重視する&重視する&少し重視する)が過半数を占めているのは、日本人らしいと言えますね
幸せの要素で大きいものはなにか?
今が幸せかどうかを判断する基準として「将来への期待・不安」が一番大きいことが分かりましたが、幸せを構成する要素して大きいものは何でしょうか?
1万票を超えるアンケート調査の結果を整理した資料によると、今が幸せかどうかを判断する際の幸せの要素はこのようになっています。
幸せの要素として「健康状況」「自由な時間」「精神的なゆとり」がほぼ同列で最も重視され、少し下がって「家族関係」という結果になりました。
会社員の視点からは、改めて不要な残業は幸福度を下げるということがはっきりしましたね。
定時後はさくっと切り上げて、しっかり身体を休め、趣味に没頭したり、ぼーっとしたり、家事の手伝いや子供の面倒を見たりするのがよさそうですね。
また人生の大半を占める仕事関係である「仕事の充実度」や「職場の人間関係」は幸福度に占める割合が低いことが分かりました。
仕事以外で幸福を見出している人が多いということですね。
個人的に重要と思っていた「家計の状況」は意外にも4番手であることが分かりました。
ちなみに、年収と幸福度の関係についても知っていましたか?
年収と幸福度の関係
ノーベル賞受賞者であるダニエル・カーネマンの研究で明らかとなったもので、
「収入と幸福度は基本的に相関関係にあるが、年収600万を超えると幸福度が頭打ちになる」というものです。
どうやら年収が600万を超すとそれ相応に生活水準を上げてしまい(家賃や食費などの支出が増える)、所得税も上がってしまう関係で、結局あまり贅沢できないという話のようです。
幸福度の頭打ちは年収600万円?800万円?
ちなみに一説では幸福度が頭打ちになる基準を年収800万とする考えもあります。
もともとダニエル・カーネマンの研究では幸福度の頭打ちは7.5万ドルとされているのを円に換算して年収800万円としたのだと思います。
しかし米国の平均年収5.2万ドルと日本の平均年収422万に大きな差があることを考えると、幸福度の頭打ちの年収と平均年収の割合をそろえる必要があります。
7.5万ドル(米国幸福度の頭打ち) ÷ 5.2万ドル(米国平均年収) = 1.44(倍)
422万(日本平均年収) x 1.44(倍) = 608万円(日本幸福度の頭打ち)
上の簡単な計算の通り日本の幸福度の頭打ちは年収600万程度が妥当な線ということになりますね。
まとめ
ここまで1万人のアンケート結果から多くの人が幸せと感じる基準について考察してきました。
この結果を受けて、幸せと感じられる可能性が高い働き方・生き方について、以下の通り提唱したいと思います。
「仕事は仕事」と割り切って生活している人が意外にも多いんだなということが分かって、個人的には少しほっとするような結果でした
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