田舎に住むのがいいのか?都会に住むのがいいのか?
これは個人の考え方によるところが大きく、どちらが正解というものではないです。
しかし、田舎にも都会にも住んだことがある私の経験から言うと、
都会に住む方が合理的だと考えています。
この記事ではなぜ都会に住むのが合理的かを具体的に説明していきたいと思います。
どこで生活するかはその人のQOL(Quality of life)に重要な要素ですよね。
就職や転職などで勤務地を決めるのに悩んでいる、結婚・出産等のライフイベントで引越し先に悩んでいる、そんな方々の参考になれば幸いです。
田舎と都会の定義について
田舎と都会を定義する指標として主に人口があるかと思いますが、
ここでは利便性の観点で、普段の生活に車が必要かどうかで区切りたいと思います。
都会でも車がある方が便利と思われる方もいるかもしれませんが、
車がなくても困らないのが都会、車がないと困るのが田舎とします。
田舎は生活費が安いは本当か?
よく田舎派の方の意見としては、都会は家賃が高くて物価も高い=生活費がかかる
と言われます。本当にそうでしょうか?
確かに家賃も物価も、間違いなく田舎より都会の方が高くつきます。
都会は土地の価格が高いため家賃を上げざるを得ないですし、
食材がとれないため地方からの輸送費分、物価が上がってしまいます
しかし、その辺を鑑みて、首都圏勤務の社員には特別に手当を出してくれる企業も多いです。
さらに、基本給が高い企業は都会に集まっています
車のありなしでこんなに変わる
さらに、先程の車を引き合いに出して考えてみたいと思います。
例えばコンパクトカー1台を所有するのにかかる支出を整理してみると
- 購入費 = 約120万円
- 年間維持費 = 約44万円
1つの車をだいたい7年保有するとした場合、そのコストは
120万+44万×7年=428万
これを1か月分に換算すると
428万÷84ヶ月=5万
つまり、車を保有するだけで毎月余分に5万家賃を払っているのと同じことになります。
ちなみに車の年間維持費については、こちらのサイトを参考にしました。
車を頻繁に買い替える方、コンパクトカーよりも高級な車を購入される方は、さらに支出が増えてしまいますね
娯楽の多様性のちがい
都会は比較的住まいの近くに映画館やスポーツジム等の娯楽施設があることが多く、放課後や平日のアフターファイブの時間にそれらを利用することができます。
一方、田舎は残業時間が都会より少ない傾向にあり、時間に余裕があるものの、娯楽が少ないのでせっかくある時間を持て余してしまうことが多々あります。
これら娯楽を求めて休日のどちらかは、都会に遊びに繰り出す方も多いかと思います。
休日都会で遊ぶのにかかる出費
そこで仮に、毎週末1時間かけて都会へ出向き、買い物したり友達と会う約束があるとします。
都会までの片道の交通費を1000円、時間に価値を持たせ1000円/1時間とすると、
1週間にかかる費用が交通費2000円(往復)、移動時間往復2時間で2000円
月間かかる費用は 4週 x (2000円+2000円) = 16000円
目的地までの距離によりますが、移動だけで毎月余分に約16000円払っていることになります。
休日はいつも家でゆったりしているというのであれば、この支出は発生しませんね
都会に住み休日は田舎でリフレッシュ
日常生活を送るうえで、実は都会より田舎の方が出費がかさむ部分があることをお伝えしてきました。
「それならずっと都会にいれば良いのか?」というと、
私はそうではないと思います。なぜなら都会にない魅力が田舎にはあるからです。
何もない素晴らしさ
田舎を想像して最初に思いつくのが自然ですが、自然の良さは説明するまでもないですね。
特にこれといった自然の名所がなくても、何もない故の素晴らしさが田舎にはあります。
道を歩く人も少なくのどかな情景は、都会の喧騒を忘れさせてくれますね。
私は田舎の道をレンタサイクルで走るのが好きです。
個人的には、都会に住みながらも月1回程度は田舎の空気を感じに行くのがバランスが良いのではと思います。
まとめ
田舎は都会よりも生活費が安くすむと思われがちですが、田舎ぐらしは意外と出費がかさむということをお伝えしてきました。
具体的には、
リモートワークの拡大で、東京からの転出者が増えているというニュースを聞きますが、
果たして感染収束後もこの流れが続くのか?
今後も注視していきたいと思います。
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