こんなお悩みに答えます。
結論から言うと、面接の逆質問に必要な要素は企業研究・キャリアプラン・熱意です。
この記事では、逆質問がいかに重要か?すぐに実践できる逆質問の具体例とその狙いについて丁寧に解説していきます。
面接の最後に効果的な逆質問をすることができれば、良い印象で面接を終わらせることができます。終わり良ければ総て良しです。
これから転職活動や就活の面接を受ける人には参考になる情報と思うので、ぜひご覧ください!
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そもそも逆質問とは?
面接を受けたことがない人は逆質問ってなに?と思われるでしょう。一般的な面接では、一方的に面接官から志望動機や自己PRなど聞かれ、こちら側(候補者)がそれに対して答えるのが通常の流れです。
ですが、面接の最後になると、面接官から「最後になにか質問はありますか?」と聞かれる場合が多いです。これに対してこちらから面接官に対してする質問が逆質問です。
この最後の逆質問、適当にその場で疑問に思っていることを聞けばいいや~と軽く考えてる人も多いかと思います。しかしこれまでの転職経験から言うと、逆質問はかなり重要です。
理由としては2つあります。
逆質問をしないのは「ありえない」理由
通常は面接に至るまでに、以下のステップを踏みます。
- 求人票や転職エージェントから情報収集
- 企業へ応募
- 書類選考が通過し面接に呼ばれる
このプロセスで、それなりに企業研究をしていれば疑問の1つや2つは自然とでてくるものです。逆質問をしないというのは、その疑問をぶつけるチャンスをみすみす逃すことになります。
そして企業からも「この人はうちにあまり関心がないのだな~」とマイナス評価されてしまうでしょう。そうなってはもったいないので、とにかく何でもいいので逆質問をすることを強くオススメします。
企業理解や志望度をアピールできるチャンス
大前提として企業との面接に入るまでに事前に企業研究を行うことは必要です。具体的な企業研究の方法については【たった30分】転職活動でライバルと差別化する企業研究のやり方をご覧ください。
ある程度企業研究が進むと、業界のトレンドや企業の課題、仕事のイメージが見えてくると思います。ですが、自分が考える「それ」が業界の人が考える「それ」と一致するかはわかりません。ナカの人の方がより業界に精通しており内情に詳しいので、自分の予想と反することも多いでしょう。
大事なのは、自分はこう考えているが実際はどうなの?と確認することです。面接官によってはぶっちゃけた話をしてくれるかもしれません。
もし自分の認識と違った場合は、より企業への理解が深まり次の面接に活かすことができます。そして間接的に、「面接前にしっかり調べてきたよ」という志望度のアピールをすることができます。
では、実際どんな質問をすればいいのか?具体例を紹介していきます。
業界のトレンドや企業のプレスリリースに関する質問
新聞でもネットニュースでもいいですが、事前にチェックした業界のトレンドや企業に関するニュースに関しての質問をするというのがオススメです。
注意点としては、ただ「こんなニュースを見ました・・・」だけで終わらせず、自分なりに仮説を立て逆質問でその仮説が正しいか確認するという流れにしてください。
事前にチェックするのは決してポジティブなニュースでなくてもOKです。ネガティブな内容を面接の場でしっかり確認することで、「リスク管理ができる人」という好印象を与えることができます。
自分のキャリアプランに関する質問
求人票や転職エージェントからの情報などから、ざっくりと仕事内容やどんな組織構成となっているのかが分かると思います。
面接の場で最初に会社紹介してくれる企業もけっこうあります
仕事内容や仕事の流れ、顧客や関係先など、直近の仕事内容に関する質問も確認という意味でOKだと思います。
それらがある程度クリアになっているのであれば、3年後5年後など少し先をイメージしてみましょう。
3年後はどういうポジションにいるか?他部署への異動はあるか?など、少し先の自分をイメージして、企業側のイメージとのズレがないかを確認するのが良いと思います。
ただ目の前の仕事をこなす人より、少し先を見て主体的にキャリアを積む意識がある人の方が、企業に求められると思いませんか?
またここでもし自分のイメージと企業のイメージとの間に大きなズレがあるなら、その企業は辞めておいた方がいいかもしれません・・・
ポジションに必要な資質についての質問
複数の企業の選考が進み面接が増えてくると、「あ、逆質問考えるの忘れた~」という時が出てくると思います。結論から言うと、迷ったら「今回の募集ポジションに最も大切は資質は何ですか?」と聞いておけば間違いないです(笑)
これは言い換えれば、どんな人を採用したいのかを間接的(直接的?)に確認できるからです。そして次回の面接の機会があれば、ここで聞いた内容を参考に面接の対策を練ることもできます。
面接官として出てくるのは、未来の上司である可能性が高いです。上司がどんな人材を欲しているのか?を聞くことができる強力な逆質問になります。
また晴れて入社となった場合にも、上司が自分に対してどんなことを求めているのかを知ることができる貴重な場面でもあります。
迷ったらポジションに必要な資質と覚えておいて損はないと思います。
まとめ
ここまで、中途採用の面接で必ずと言っていいほど必要となる「逆質問」の重要性や具体的な逆質問のやり方について紹介してきました。
相手から知りたい情報を聞き出すのにこの「質問する力」はとても重要と思います。これはどんな業界・職種であってもビジネスパーソンとして持っておきたい資質です。
逆に言えばこの質問のレベルによって、相手からデキル人材なのか評価されてしまうとも言えそうです。ぜひ事前に企業をリサーチして逆質問の準備をしてみてください!
みなさまの転職活動が上手くいくことを切に願っております!
・面接の逆質問で何を聞けばよいか分からない・・・
・面接官に好印象を与える質問の方法を知りたい・・・