私は新卒で運よく第一志望の大手メーカーに就職しましたが、2年で辞めました。
当時自分が最もやりたいと思っていた仕事に携われる部署でしたが、色々なことが理由で辞めることになりました。
会社を辞めることが悪いことだと思いませんが、無職や転職はそれなりに大変です。
私と同じ間違いを起こさないように、
今就職活動や転職活動をされている方に向けて「やりたいことで就職先・転職先を選ばない方が良いわけ」をお伝えします。
新卒で入社したのは憧れていた大企業
私は「有名大を出て大手企業に入って家族をもって・・・」という
王道ルートを正とするいわゆる昭和の古い考え方を良しとする家庭で育ちました。
ちなみに私は有名ではない大学の理系院卒です。
私もこれと言って大学卒業後にやりたいことがなく、
有名企業に入って両親を安心させたいという思いがあったので、とりあえず待遇が良い大手企業を受けまくりました。
そして第一志望としていた大企業の希望の部署・希望の職種で入社することができました。
しかし、実際に入ってみると想像とのギャップが多くありました。
プライベートを犠牲にしてまでやりたい仕事ではない
数年上の先輩や上司を見ていると、家庭を犠牲にして平日は夜遅くまで会社に残り、身体を壊しながら働いている現状がありました。
仕事が好きで遅くまでやっている人もいれば、はやく帰りたいけど業務量が多すぎて帰れない人もいました。
私は、仕事はサクッと切り上げて平日も自分の時間を持ちたい派だったので、
身体を壊してまで仕事したいとは全く思えず、長期で働くイメージが持てませんでした。
本当の残業時間は人事も把握していないので、入社するまで分かりませんよね・・・
やりたいことをできるまでの道のりが長い
大手企業では、創造性が求められるような面白い仕事は若手にはなかなか回ってきません。
最初は先輩の雑用をこなしながら徐々に仕事を覚えていきます。
そして少なくとも課長クラス(40前後)になって、ようやく面白い仕事が出来るようになります。
それまで下積みを我慢できるならいいですが、
その頃には自社でしか通用しない人間になることを覚悟する必要があります。
若手の内に運よく面白いプロジェクトに参加できたとしても、
場合によっては通常業務プラスアルファの時間が取られ残業時間が伸びていきます。
やりたいことをするには、それなりの覚悟が必要ですね・・・
やりたいことの負の側面を見れていない
やりたいことを実際に仕事にしてみて、「こんなはずではなかった」というのは、よくあることだと思います。
このミスマッチの原因は、やりたいことのキラキラした部分だけを見て面倒くさい部分は見れていないためです。
例えば私の場合、世界初の製品開発プロジェクトに入社1年目から携わる機会がありました。
「世界発!開発プロジェクト!しかも1年目から!」という理由でワクワクしていたのですが、
実際は、
世界初=トラブルが相次ぎ対応に追われる
開発プロジェクト=関係者の取り纏めに追われる
1年目=同期が定時で帰る中自分だけ残業している
このような状況で、入社1年目で疲弊してしまいました。
人によってはやりがいと感じるのでしょうが、
私はそこまで仕事にモチベーションを感じるタイプではありませんでした・・・
まとめ
やりたい仕事に就けたはずの私の失敗談を紹介してきました。
職場環境の情報(残業時間など)が足りなかったのは、入ってみないと分からない部分が大きいので致し方ないと思っています。
上手くいかなかった理由としては、仕事内容に期待しすぎたことが良くなかったのだと思います。
逆に今希望の仕事ではない人も、私のような人間もいるので、そこまで悲観する必要はないですよ
やりたいことより、期待を裏切られない要素(待遇や勤務地)で仕事を選ぶのもありではないでしょうか?
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