テスラのビットコイン投資に見る大手マイナー株の成長性

2月8日、米国の電気自動車メーカー大手のテスラ(TSLA)が、ビットコインに15億ドル投資したことを明らかにし、

さらにテスラ車両や製品の購入でビットコインを受け付ける見通しとしました。

この発表を受けて、ビットコインは一時16%急騰し、過去最高値の4万4080ドルとなりました。

今回のビットコインの価格上昇を受け、マイナー株(マイニング企業株)はどのように変化したか?

そして大手マイナー株の今後の成長性について、説明していきたいと思います。

これから、ビットコイン投資を始めようと思っている方、
マイナー株投資を検討している方には参考になる情報かと思いますので、ぜひご覧ください!

なぜ、ビットコインマイナー株に着目しているか、興味のある方はこちらの記事をご覧ください。

ビットコインの価格上昇に伴いマイナー株の株価は大暴騰

MARA株価チャート
RIOT株価チャート

マイナー大手2社の2月9日時点の株価チャートがこちらです。

マラソン・パテント・グループ(MARA)は前日比42.41%の急騰
ライオット・ブロックチェーン(RIOT)は前日比40.25%の急騰

両社ともビットコイン価格の上昇にともない、株価は大暴騰しました。

ビットコインの上昇率は16%に対してマイナー株の上昇率は40%となったことから、ビットコイン価格の2.5倍の上昇を見せました。

ビットコインの採掘難易度による影響はあったか?

以前(2020年11月3日)マイナー株の株価が大暴騰した時は、

ビットコインの採掘難易度が大きく下落し、ビットコイン価格が上昇したことが要因でした。

そこで、今回も採掘難易度がマイナー株の株価に影響を与えたのか調べました。

ビットコイン採掘難易度チャート

上のグラフは、ビットコインの採掘難易度を示したチャートですが、

2月8日から9日にかけて、目立った変化は見られないことから、

今回のビットコインの価格上昇に採掘難易度は影響を与えていないと言えます。

採掘難易度とハッシュレート(採掘速度)の関係

ちなみに、採掘難易度(ディフィカルティ)とよく併せて使用される言葉にハッシュレート(採掘速度)があります。

ハッシュレート(採掘速度)はビットコイン(bitocoin)をはじめとする暗号資産のマイニング(採掘)の速度を表す言葉です。
表記をする際は「hash/s」という単位が使用されます。
これは、「1秒間に何回計算が行われるか」を示しており、
例えば「100hash/s」であれば、1秒間に100回の計算がされているという意味になります。
マイニングマシンの処理能力を表す際や、各通貨の採掘がどれくらいのスピードで行われるかを示す指標として用いられます。

引用:ハッシュレート(採掘速度)Zaif

ハッシュレート(採掘速度)が上がると採掘難易度が上がるようにプログラムされている。

逆にハッシュレート(採掘速度)が下がると採掘難易度が下がるようにプログラムされている。

ようです。

ロビン
ロビン

ハッシュレートと採掘難易度は相関関係にあると覚えておくと良いですね。

ハッシュレートと採掘難易度のチャートを比較してみると

本当にそうなのか?ということで、ハッシュレートと採掘難易度のチャートの比較してみました。

採掘難易度チャート
ハッシュレートチャート

こうして比較してみると、確かに似た動きをしていることが分かります。

ハッシュレート(採掘速度)の方が、動きが小刻みで上げ幅・下げ幅が大きいので、

売買の参考にするなら、ハッシュレートの方が適しているかもしれませんね。

マイナー株の今後の成長性について

改めて今回のビットコイン価格上昇に伴うマイナー株の株価急騰は、

採掘難易度による影響ではなく、テスラがその資産をビットコインで保有するというニュースが引き金となったと言えそうです。

つまり、今後テスラのような資本力を持つ企業や投資ファンド、著名な投資家がその資産をビットコインで保有するといったことや、

各企業が製品やサービスの購入にビットコインを受けつける流れが加速すると考えられます。

実際、資産運用大手のブラックロック(BLK.N)、決済サービスのスクエア(SQ.N)やペイパル(PYPL.O)などが
今後ビットコインに投資すると予想されています。

このように、ビットコインの価格上昇につながる流れが起きていることから、マイナー株は今後の成長に期待できると思います。

ロビン
ロビン

しかし、いまだ価格変動が大きいため、
ポートフォリオの数%に留めるのが無難だと思います。

ちなみに、テスラの今後についてはこちらの記事で紹介しています。

まとめ

今回のテスラがビットコインに投資するというニュースを受けて、改めてマイナー株に着目して説明してきました。

内容を整理すると以下の通りです。

マイナー株投資のポイント
  • ビットコイン投資の数倍のレバレッジが利くことを意識(ハイリスク・ハイリターン)
  • 採掘難易度よりハッシュレートを参考にするのがオススメ
  • 資本力のある企業がビットコインに投資する流れがあり、さらなる成長が期待できる

マイナー株投資は長期投資は向かないと思っていましたが、テスラのような先見性のある企業がビットコインに大規模な投資をし始めたため、

ビットコイン市場もこれからますます盛り上がるような気がします。

バフェットが金価格の上昇を受けて、金鉱株を保有したように、
ビットコイン価格が上昇している今、マイナー株投資を始めてみてはいかかでしょう?

ちなみに、マイナー株投資を始めるならマラソンデジタルホールディングス(MARA)がオススメです。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

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